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アカデミー賞
長編ドキュメンタリー賞受賞
4月6日(日)
①10:30 ②15:00
松本市エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます。
監督
バーセル・アドラー
ユバル・アブラハーム
ハムダーン・バラール
ラヘル・ショール
2024年製作/95分/ノルウェー・パレスチナ合作
配給:トランスフォーマー
(C)2024 ANTIPODE FILMS. YABAYAY MEDIA
イスラエル軍による破壊行為と占領が今まさに進行している、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区<マサーフェル・ヤッタ>。
本作は、この現状をカメラに収め世界に発信することで占領を終結させ故郷の村を守ろうとするパレスチナ人青年バーセル・アドラーと、彼に協力しようとその地にやってきたイスラエル人青年ユヴァル・アブラハームの2人による決死の活動を、2023年10月までの4年間に渡り記録したドキュメンタリーだ。
監督は、彼ら自身を含むパレスチナ人2人・イスラエル人2人による若き映像作家兼活動家の4人。「イスラエル人とパレスチナ人が、抑圧する側とされる側ではなく、本当の平等の中で生きる道を問いかけたい」という彼らの強い意志のもと危険を顧みず製作された。
スマートフォンや手持ちカメラを使用した、そこで暮らす当事者だからこそ捉えることのできた至近距離からの緊迫の映像で、住民たちが家や小学校、ライフラインを目の前で破壊され強制的に追放されていく、あまりに不条理なパレスチナの現実をあぶりだしていく。しかし、本作が映し出すのはその惨状だけではない。バーセルとユヴァルという同じ年齢の青年2人が、共に過ごし対話を重ねることで、政治的背景や立場を越えて“命がけの友情”が生まれる奇跡的な瞬間だ。彼らの姿は、「どうしたら人は分かり合えるのか?」という問いへの一筋の希望を、私たちに与えてくれるに違いない。
映画会社と清算後、収入の全額を認定NPO法人パレスチナ子どもキャンペーンに寄付をさせていたたきます。
近隣の映画館ですでにご覧になった方も、是非もう1回松本CINEMAセレクトでご覧ください。お客様の鑑賞料でパレスチナの子供たちがほんの少しでも笑顔になれるかも知れません。

4月の特選映画
映画って本当に楽しい
4月6日(日) 12:30
松本市エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます
監督:ギデンズ・コー
出演:クー・チェンドン
ビビアン・ソン
2021年製作/128分/台湾
配給:台湾映画社、台湾映画同好会
「あの頃、君を追いかけた」のギデンズ・コー監督が、台湾の人々にとって身近な神様である「月老(ユエラオ)」と輪廻転生をモチーフに描いた純愛ファンタジー。
落雷で命を落とし、冥界に連れてこられた孝綸(シャオルン)は、同じく冥界にやってきたピンキーとともに、台湾の縁結びの神様「月老」として現世に戻り、人々の縁結びをすることになる。ある日、2人の前に一頭の犬が現れたことから、孝綸は失っていた生前の記憶を取り戻す。それは孝綸が突然死んでしまったことで果たすことができなかった、初恋の女性・小咪(シャオミー)とのある約束だった。

4月18日(金) 19:30
松本市エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます
2022年/イギリス/英語/101分)
監督:アントン・コービン
出演:オーブリー・パウエル、ストーム・トーガソン(ヒプノシス)、ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン(ピンク・フロイド)、ジミー・ペイジ、ロバート・プラント(レッド・ツェッペリン)、ポール・マッカートニー、ピーター・ガブリエル、グレアム・グールドマン(10cc)、ノエル・ギャラガー(oasis)他
配給:ディスクユニオン 配給協力:アルファズベット (C)Hipgnosis-Ltd
(C) BMG Rights Management (UK) Ltd and Hipgnosis Songs Fund Ltd 2022.

アンコール上映
4月19日(土) ①12:00
松本市エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます
『日本語字幕付き』の上映となります。
『字幕』無しの上映とは作品の印象も大分変ると思います。
ご了承、ご理解お願い致します。
監督:藤野知明 制作:淺野由美子 撮影:藤野知明 淺野由美子
2024年製作/101分 配給:東風 (C)2024動画工房ぞうしま
面倒見がよく、絵がうまくて優秀な8歳ちがいの姉。両親の影響から医師を志し、医学部に進学した彼女がある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざけた。その判断に疑問を感じた弟の藤野知明(監督)は、両親に説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。
このままでは何も残らない——姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は帰省ごとに家族の姿を記録しはじめる。一家そろっての外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親の話に耳を傾け、姉に声をかけつづけるが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになり……。
20年にわたってカメラを通して家族との対話を重ね、社会から隔たれた家の中と姉の姿を記録した本作。“どうすればよかったか?” 正解のない問いはスクリーンを越え、私たちの奥底に容赦なく響きつづける。

4月19日(土) 19:30
松本市エムウイング6階ホール
下記から19日の前売券お求めになれます。
4月20日(日) 10:30
まつもと市民芸術館小ホール
下記から20日の前売券お求めになれます
監督: アルノー・デプレシャン
出演: チュー・アマルリック
ルイ・バーマン
2024年製作/88分/フランス
配給:アンプラグド
(C)2024 CG Cinema / Scala Films / Arte France Cinema / Hill Valle
「そして僕は恋をする」「あの頃エッフェル塔の下で」でマチュー・アマルリックが演じたポール・デュダリスを主人公に、初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を、19世紀末の映画の誕生から現在に至るまでの映画史とともに描きだす。本編には映画史に功績を残した50本以上の名作が登場し、デプレシャン監督が尊敬するアメリカの哲学者スタンリー・カベルやフランスの批評家アンドレ・バザンの言葉も引用しながら“映画とは何か”をひもといていく。
主人公ポール役には成長に合わせて4人の俳優を起用し、マチュー・アマルリックが本人役で出演。「ママと娼婦」のフランソワーズ・ルブランが祖母、「落下の解剖学」のミロ・マシャド・グラネールが14歳のポール、「みんなのヴァカンス」のサリフ・シセが30歳のポールを演じた。

4月19日(土)
①14:00 ②17:40
松本市エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます
監督: ナナ・ジョルジャゼ
出演: ラティ・エラゼ
タマル・タバタゼ
2023年製作/90分/ジョージア
配給:ムヴィオラ
(C)STUDIO-99
ジョージアを代表する女性監督ナナ・ジョルジャゼが、ジョージア近代史と芸術への深い思いを込めて撮りあげた集大成的作品。ジョージア独立のために闘った若者たちの27年後の姿を描く。自身が生き抜くために他国へ「渡り」を行うジョージア人の姿を蝶に託しつつ、ユーモアと希望に満ちたまなざしで描きだす。1991年、ジョージア。ソ連からの独立の夢が近づき、若者たちは未来への希望を胸に新しい年を迎える。ソ連が崩壊するとジョージアはついに独立を宣言するが、その喜びは新たな戦争によって失われてしまう。27年後、画家コスタは祖父母の代からの家の半地下に暮らし、そこには芸術仲間たちがいつも集まっていた。才能があってもうまくいかず、生活は困窮するばかりの彼らだったが、その表情は不思議と楽しげだ。新年を迎えようとしていたある日、コスタの家にかつての恋人ニナが戻ってくる。しかし、コスタの絵を買いに来たアメリカ人の美術コレクター・スティーブがニナに一目ぼれし、彼女はより良い生活を求めてスティーブとともにアメリカへ渡ることを決意する。

4月19日(土) 15:45
松本市エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます
監督: 大宮浩一
出演: 宇佐照代 奈良美智 太田昌国
2024年製作/96分/G/日本
配給:東風 (C)大宮映像製作所
東京・大久保のアイヌ料理店「ハルコロ」の店主でアイヌ文化アドバイザーの宇佐照代さんを中心に、今なお根強く残る差別や偏見の問題と、世代を越えて引き継がれる文化や思いについて描いたドキュメンタリー。
国内外から多様なルーツをもつ人々が訪れる大久保のアイヌ料理店「ハルコロ」。店主の宇佐照代さんは、アイヌ文化アドバイザーとして舞踊や楽器演奏などの伝承活動も行っている。生まれ育った釧路を小学生の時に離れ、母や5人のきょうだいと東京にやって来た彼女は、2011年に母とともにハルコロを開業。店の成り立ちには、長年にわたり関東在住アイヌの居場所づくりに奔走してきた照代さんの祖母や母の思いがあった。
映画では、照代さんの曽祖母から子に至るまでの家族の歴史をひもときながら、美術作家・奈良美智、評論家・太田昌国、写真家・宇井眞紀子らアイヌと出会った人々の活動をとらえ、文化の継承とアイデンティティ、開発と多様性、植民地主義と人権といった問いに向きあっていく。※ハルコロの「ロ」は小文字が正式表記

4月20日(日) 12:30
まつもと市民芸術館小ホール
下記から4/20の前売券お求めになれます
『バウスシアター』と
『爆音映画祭』と
『青山真治監督』を語る鼎談を開催します。
予定登壇者 樋口泰人さん
井出健介さん
篠崎誠さん
5月3日(祝) 12:30にも上映あります。
4月20日入場者を対象に5月3日にもう一回鑑賞できる
『BAUS』おかわり特別チケット1000円を販売いたします。
甫木元空監督アフタトーク予定
監督: 甫木元空 脚本: 青山真治 甫木元空
出演: 染谷将太 峯田和伸 夏帆 井手健介
2024年製作/116分/日本
配給:boid、コピアポア・フィルム
(C)本田プロモーションBAUS/boid
2014年に惜しまれながらも閉館した映画館・吉祥寺バウスシアターをめぐる歴史と家族の物語を描いたドラマ。1925年に吉祥寺に初めて誕生した映画館・井の頭会館が、ムサシノ映画劇場、バウスシアターへと形を変えながら、多くの人々に愛される文化の交差点になっていく長い道のりを描く。
1927年。活動写真に魅了されて青森から上京した兄弟ハジメとサネオは、吉祥寺初の映画館・井の頭会館で働きはじめる。兄ハジメは活弁士、弟サネオは社長として劇場のさらなる発展を目指すが、戦争の足音がすぐそこまで迫っていた。
染谷将太がサネオ役で主演を務め、兄ハジメをロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸、サネオの妻となる女性ハマを夏帆が演じた。バウスシアター元館主・本田拓夫の著書「吉祥寺に育てられた映画館 イノカン・MEG・バウス 吉祥寺っ子映画館三代記」を原作に、2022年に逝去した青山真治監督があたためていた脚本を、青山監督の教え子でもある「はだかのゆめ」の甫木元空監督が引き継いで執筆し、メガホンをとって完成させた。大友良英が音楽を担当。

4月28日(月) 19:30
まつもと市民芸術館小ホール
下記から前売券お求めになれますhttps://teket.jp/1841/48638
1991年製作/100分/フランス
配給:Diggin’ ※DCP 2K上映
(C)1991 STUDIOCANAL
「アメリ」の大ヒットで知られるジャン=ピエール・ジュネが、盟友のマルク・キャロとの共同監督で1991年に発表した長編デビュー作。CMやミュージックビデオ、短編映画を手がけてきたジュネ&キャロによる、独創的な世界観の中で繰り広げられるブラックコメディ。
核戦争により荒廃した近未来のパリ。元ピエロの青年ルイゾンは、職を求めてある精肉店(デリカテッセン)にやってくる。アパート兼店舗の建物のなんでも屋として雇われたルイゾンは、住み込みで働き始め、一癖も二癖もあるアパートの住人たちと過ごす日々を送る。しかし、店の主人には、ルイゾンのような流れ者を殺しては肉にして売っているという、恐ろしい秘密があった。主人の娘ジュリーは、心優しいルイゾンに好意を抱き、父の魔の手から彼を救おうとするのだが……。セザール賞で脚本賞、新人監督作品賞、編集賞、美術賞の4部門を受賞し、シッチェス・カタロニア国際映画祭では監督賞、男優賞なども受賞。日本でも東京国際映画祭ヤングシネマ・コンペティション金賞を受賞するなど、各国で高い評価を得た。

4月29日(火 祝) 12:30
まつもと市民芸術館小ホール
足立正生監督アフタートーク予定
監督 脚本: 足立正生
出演:古舘寛治 杉田雷麟 中村映里子
2025年製作/110分
配給:太秦
(C)「逃走」制作プロジェクト2025
「赤軍 PFLP 世界戦争宣言」の足立正生が監督・脚本を手がけ、半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した東アジア反日武装戦線の元メンバー・桐島聡を描いたドラマ。元日本赤軍メンバーという経歴を持つ足立監督が、自身の半生と重ねあわせながら、桐島の苦悩と決意を描きだす。
社会運動が高揚していた1970年代の日本。新左翼過激派集団である東アジア反日武装戦線「さそり」のメンバー・桐島聡は、重要指名手配され逃亡の日々を送っていた。いつ逮捕されるかわからない緊張感のなかで日雇い仕事を転々とし、やがて「内田洋」という偽名で神奈川県藤沢市の工務店に住み込みで働くように。1960~70年代のブルースやロックを好む彼は、近所のライブバーに通い趣味を楽しむ一方で、かつての仲間たちの姿を思い浮かべては日本社会の欺瞞や凋落を見つめ続けていた。2024年、70歳となった彼は末期がんと診断され、病院のベッドで生死の狭間をさまよう。

4月29日(火 祝)
①10:30 ②16:00
まつもと市民芸術館小ホール
監督テレンス・マリック
出演マーティン・シーン
シシー・スペイセク
ウォーレン・ウォーツ
1973年製作/94分/アメリカ/DCP
配給:コピアポア・フィルム
アメリカ国立フィルム登録簿に記載されるなど、今やアメリカ映画史上の最重要作の一本と見なされている。
「天国の日々」「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック監督が1973年に発表した長編初監督作。1950年代末にアメリカで実際に起きた連続殺人事件を題材に、無計画な犯罪を重ねる若い男女の逃避行を、鮮烈かつ詩情ゆたかな映像で描きだす。
1959年、サウスダコタ州の小さな町。学校ではあまり目立たない15歳の少女ホリーは、ゴミ収集作業員の青年キットと出会い恋に落ちる。しかし交際を認めないホリーの父親をキットが射殺したことから、2人は当てのない逃避行の旅に出る。ツリーハウスで気ままに暮らしたり、金持ちの屋敷に押し入ったりと、無軌道な日々を送る2人。次々と人を殺していくキットの姿を、ただ見つめるだけのホリーだったが……。

5月3日・4日・5日・10日
時間調整中 DCP上映
まつもと市民芸術館小ホール


5月3日&5日
時間調整中 DCP上映
まつもと市民芸術館小ホール

5月4日(日)
まつもと市民芸術館小ホール
監督:チャン・ゴンジェ
出演: コ・アソン
チュ・ジョンヒョク
2024年製作/107分/韓国
配給:アニモプロデュース
(C)2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.
現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で生きづらさを感じる女性が新たな人生を模索する姿を描いたヒューマンドラマ。韓国の小説家チャン・ガンミョンが2015年に発表した小説「韓国が嫌いで」を原作に、「ひと夏のファンタジア」のチャン・ゴンジェが監督・脚本を手がけ、韓国の若者たちが直面している現実を映しだす。
ソウル郊外の小さな団地で両親や妹と暮らす28歳のケナは、大学卒業後に就職した金融会社に片道2時間かけて通勤している。学生時代からの恋人ジミョンは自分が就職したらケナを養うと言うが、ケナはそんな彼に苛立ちを募らせていく。しかしケナの母は、裕福な家庭で育ったジミョンが娘と結婚することを望んでいた。一方、ケナたちが住む団地は老朽化のため再開発が予定されており、母は転居先の購入費用もケナに頼ろうとしていた。このままでは幸せになれないと感じたケナは、すべてを手放してニュージーランドへの移住を決意する
筒井武文監督 東京芸術大学大学院映像研究科教授退官記念上映
東京造形大学在学中に習作『6と9』(1981)を手がけた後、長編処女作『レディメイド』(1982)を発表。フリーの助監督やフィルム編集 者を経て独立し『ゆめこの大冒険』(1986)を3年がかりで完成、現在に至るまで精力的に作品を発表する傍ら、東京藝術大学や映画美学校などで後進の育成にもつとめる。

バッハの肖像
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009より
5月4日(日) 12:10
筒井武文監督アフタートーク予定
まつもと市民芸術館小ホール
監督: 筒井武文 撮影:芦澤明子、御木茂則 録音:鈴木明彦、森永泰弘
編集:山崎梓、大川景子
出演:ミシェル・コルボ、鈴木雅明、勅使川原三郎、タチアナ・ヴァシリエヴァ
ルネ・マルタン
2010年/120分 配給:コムテッグ (C)2015 筒井武文
勅使川原三郎の躍動する身体とその影、そしてタチアナ・ヴァシリエヴァによる無伴奏チェロ組曲が織りなす妖しくも官能的な舞台。ミシェル・コルボや鈴木雅明の情熱溢れる指揮による受難曲やカンタータ。それらを捉える冷静な画面の合間に映画作家自身のパッションが不意に噴出する瞬間が訪れる希有な音楽ドキュメンタリー。

自由なファンシィ
5月4日(日) 15:00
まつもと市民芸術館小ホール
筒井武文監督アフタートーク
監督:筒井武文
出演: 岩瀬亮 松平英子
2015年製作/115分/日本
配給:コムテッグ
美術大学の職員として働く田上千尋は、同棲中の恋人・大沢ゆかりとすれ違いの日々が続いていた。戸惑いを募らせた千尋はゆかりにプロポーズするも、返事を曖昧に濁されてしまう。ある日、千尋は親族にゆかりを紹介しようとするが、彼女の家が空っぽになっていることに気づく。慌てふためいてゆかりを捜し回る千尋は、友人たちから気分転換にと舞台劇の招待状を渡される。「自由なファンシィ」と題されたその舞台劇では、愛人と駆け落ちして夫に別れの手紙をつづるヒロインをゆかりが演じていたが、千尋はそのことを知らない。そして公演前日、秘密を抱える女とそれに翻弄される男の運命が動きだす。

5月5日
時間調整中 DCP上映
まつもと市民芸術館小ホール
小田香監督アフタートーク予定

5月5日
時間調整中 DCP上映
まつもと市民芸術館小ホール
小田香監督アフタートーク予定

5月 9日(金) 19:00
金子雅和監督アフタートーク予定
5月10日(土) 10:00
金子雅和監督上映前舞台ご挨拶予定
まつもと市民芸術館小ホール
監督:金子雅和
出演: 華村あすか 葵揚
2024年製作/108分/日本
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
(C)長良川スタンドバイミーの会
日本が高度経済成長期に突入したばかりの1958年。少年ユウチャは大きな川の上流に位置する山間の集落で、林業に従事する父と病床の母、老いた祖母と暮らしている。まだ自然豊かな土地ではあるが、森林伐採の影響もあるのか、家族は年々深刻化する台風による洪水に脅かされている。ある日、集落に紙芝居屋の男が現れ、集まった子どもたちを前に、古くから土地に伝わる里の娘・お葉と山の民である木地屋の青年・朔の悲恋の物語を披露する。かなわぬ思いに絶望したお葉は山奥の淵に入水し、それから数十年に一度の割合で洪水が起きるようになったという。物語と現実の奇妙な符合を感じたユウチャは、お葉の魂を解放して洪水を防ごうと山奥の淵へ向かう。

5月10日(土) 13:00
まつもと市民芸術館小ホール
井上淳一監督
永瀬正敏さん アフタートーク予定
監督 脚本:井上淳一
企画プロデュース:木全純治
プロデューサー:片嶋一貴
出演: 永瀬正敏 ミズモトカナコ
2014年製作/47分/日本
配給:ドッグシュガー
永瀬正敏が原案・主演を務め、東日本大震災の影響を受けた世界に生きる男と女の喪失と再生を描いた作品。
誰もいない廃墟のような街で、運河に流れ着いたゴミを拾い集める男。そこに1人の女が現れたことで、男の日常に変化が起こりはじめる。
“女”を演じるのは、「福田村事件」のミズモトカナコ。「戦争と一人の女」の井上淳一が監督・脚本を手がけ、後に「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」でも井上監督とタッグを組むシネマスコーレ支配人の木全純治が企画プロデュースを担当。ロックバンド「頭脳警察」のPANTAが主題歌を手がけた。現在は使われていない名古屋の中川運河で2013年末に撮影を行ない、完成から11年の時を経て2025年に劇場初公開。

解放
芋生悠liveパフォーマンス付
5月10日(土) 時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール
監督 脚本 企画 プロデュース:芋生悠
出演: 芋生悠 小川未祐
2024年製作/22分/日本
配給:MomentumLabo.
(C)2025「解放」
芋生が初監督を務めた本作は、“身体の解放”をテーマに、自分がなぜ絵を描くのか見出だせない画家の女性を描いた短編。空間を生かしたインスタレーションの要素もあり、本編上映後に劇場の舞台でパフォーマンスが行われ、1つの作品として完成する

アンデス先住民を描き続ける
ボリビアの映画製作集団
ウカマウ全作品一挙上映
詳細後日
5月30日~6月1日
松本市エムウイング6階ホール
ウカマウ集団とは


6月14日(土) 15日(日)
時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール

6月14日(土) 15日(日)
時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール

6月28日(土) 時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール

6月29日(日) 時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール

6月29日(日) 時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール
ワン・ビン監督作品 以下予定 松本市エムウイング
7月6日(日) 一挙上映
青春 第一部 10時
第二部 14時
第三部 16時15分
7月21日 (日) 新作2本上映
第二部 10時30分
第三部 13時45分

7月19日(土) 時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール
徐々に追加していきます。都合により変更の場合あります。ご了承下さい。