熊本チャリティ 『うつくしいひと』 松本上映会
5月30日(月) 19:30〜 まつもと市民芸術館 小ホール
監督 行定勲 脚本 行定勲 堀泉杏
橋本愛 姜尚中 米村亮太朗 高良健吾 石田えり2016年 40分
上映終了
行定勲監督 姜尚中さん アフタ-ト-ク
偶然、“映画”が故郷の美しさを残していた
「うつくしいひと」。行定勲監督、39分の新作
来場者から寄せられ、上映団体から送られた支援金は、
責任をもって被災地に届けます
2016年2月15日に熊本市での完成披露試写会で上映された「うつくしいひと」は、4月25日新宿テアトルで緊急上映されたとき、その意味を大きく変えていました。
くまもと映画プロジェクトによって制作された「うつくしいひと」は、その中に熊本の地域資源をふんだんに盛り込み、熊本出身の監督が、熊本出身の出演者たちとともにつくりあげた、熊本の素晴らしさを実感できる映画であり、熊本は、誰もが行きたいと思えば行ける場所でした。しかし、4月14日の地震を境に、映画で描かれた熊本の一部は、姿を変えてしまいました。
偶然にも、熊本地震が起きる前に撮影されていた映画は、その役割を変えて上映されることになりました。
コミュニティシネマセンターでは、2011年の東日本大震災以降、シネマエール東北というプロジェクトを通して、映画の上映を行うことで被災地を応援する活動を続けています。(http://cinema-yell-tohoku.com/)
今回の、「うつくしいひと」熊本支援チャリティ上映会は、日本各地にあるコミュニティシネマセンターの会員館や上映者、映画上映でつながっている仲間たちとともに、映画「うつくしいひと」を上映することで、熊本を応援しようというプロジェクトです。
熊本には、100年以上の歴史をもつ映画館「Denkikan」(http://www.denkikan.com/index.html)があります。「うつくしいひと」の巡回上映は、Denkikan代表の提案がきっかけで実現しました。熊本地震直後の熊本、そして九州地域の映画館の人たちとやりとりをしながら、コミュニティシネマセンターでは、行定勲監督の事務所「セカンドサイト」とともに、「うつくしいひと」という映画の上映の場をつくるお手伝いをすることとなりました。
本作の上映の機会を拡げ、多くの人に、いまは訪れることがかなわない場所を映した映画を観ていただき、いま、熊本で、自分たちの住む日本で起きていることに思いを寄せていただくことができればと願っております。